「CloneCD4 海外版」 には、「Amplify Weak Sector」 (ウィークセクタの増幅) というオプションがある。これは、一部のプロテクトCDをバックアップするためには必須とも言えるオプションだが、残念ながら、日本語版の CloneCD4 では利用できない。国内法に触れる、または触れる可能性が高いため、機能が削除されているというのが大方の見方だ。
また、日本語版の CloneCD4 では、タスクトレイに常駐する CloneCD Tray も使えない。CloneCD Tray
には 「Hide CDR Media」 というオプションがあり、これが法的に問題とされている。「Hide CDR Media」 を有効にすると、CD-Rメディアであることを文字通り「隠して」、バックアップCD-Rからでも起動が出来てしまう。
以下にそれら2つのオプションを有効にする方法を掲載する。
ただし、当組合は、その方法を実際に実行することを推奨、および容認するものではないことを予めお断りしておく。 これら2つの機能を有効にすると、改正著作権法や不正競争防止法などの国内法に抵触する可能性が高いため、実行はすなわち犯罪である。
読者諸氏はそのことを十分、理解した上で、行動への移行を戒めて欲しい。
また、当然ながら、本記事をもとに、読者諸氏が何らかの不合理、不利益、不具合が生ずるはずはなく、仮に生じたとしても、当組合は一切の責任は持たないなので注意していただきたい。
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Amplify Weak Sector
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書き込み設定で、チェック項目が灰色になって選択不可になっている。
レジストリを書き換えて、有効にする方法を、以下に紹介する。
regeditを起動して、HKEY_CURRENT_USER\Software\Elaborate Bytes\CloneCD\Settingsを検索。
「AmplifyWeak」の値を「1」に変更
以上、 CloneCDを起動すると、選択不可能にはなっているものの、チェックは有効になる。
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Hide CDR Media
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Hide CDR Media を有効にする方法は、以下の通り、2パターン存在する。
1.
プログラムファイルの CloneCDファイルにある、「ElbyCDIO.dll 4.0.0.0」 を、
CloneCD3.2.1.1以前の 「ElbyCDIO.dll 3.2.0.1」 で上書きする。
2.
CloneCDTray.exeを直接バイナリエディタで書き換える
3.2.2.1の場合: アドレス1F61の「75」の値を「74」に書き換え
3.2.3.1の場合: アドレス2151
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その他
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2つの機能は、3.2.2.1から突如使えなくなった。つまり CloneCD3.2.1.1 へ、バージョンダウンさせるのも一つの方法である。
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