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 005 過去に存在したホームページを閲覧する。(執筆 2003年01月02日)
 
   


読者諸氏にもご経験があると思う。
Yahoo!、goo等、検索エンジンでせっかく、たどり着いたホームページが消え去ってしまっていたことが。
「Not Found!このホームページは存在しません。」
そんなお困りの貴方に、ここでは 、 過去に存在したホームページを閲覧する方法を紹介しよう。

過去のホームページを閲覧するのに有名なのは、ご存知、検索エンジン「Google(http://www.google.co.jp)」のキャッシュ機能である。
しかしGoogleのキャッシュ機能は残念ながら、数週間から2ヶ月程度までの範囲でしか利用することができない。
それ以前のホームページはやはりもう存在しないのである。

そこで当組合が紹介したいのは「Internet Archive(http://www.archive.org/)」である。
「Internet Archive」は1996年、デジタルコンテンツの永久ライブラリを構築するために、Brewster Kahle氏が設立した。
1996年以降に掲載された100億ページものWebページが保管されており、これらを検索したり閲覧することができる。
米国議会図書館やスミソニアン博物館などの機関との協力により、過去のWebページのライブラリは100テラバイトにも達しており、さらに毎月10テラバイト増加しているという。
保管するデータ容量は米国議会図書館を初めとするあらゆる図書館を上回り、現存する世界最大のデータベースとなっている。

そこで着目したいのが、「Internet Archive」の膨大なデータベースを利用したコンテンツのひとつ、「Wayback Machine」。
この「 Wayback Machine」では、検索ボックスにURLを入力して日付を選択すると、Webのアーカイブを閲覧できるというものだ。
つまり、この 「 Wayback Machine」を利用すれば、過去に存在したホームページが閲覧できるのである。

ただ、「Internet Archive」及び 「Wayback Machine」は海外サイトの為、すべて英語で記載されている。
その為、 以下では、 「Wayback Machine」の使用方法を図入りで詳しく説明したい。




例として、当サイト「スクランブル交差点」の初期ページを閲覧する。

@ まず、「Internet Archive(http://www.archive.org/)」トップページを開く。
  写真に赤丸されているコンテンツが「Wayback Machine」であり、ここのテキストボックスに、URLを記載する。
  ここでは「http://www1.u-netsurf.ne.jp/~seishi」を入力した。





A URL入力後、「Take Me Back」ボタンを押下すると、以下のページが現れる。
   「http://www1.u-netsurf.ne.jp/~seishi」は2件のホームページが保存されていた。




B リンク「Oct21,2000」をクリックすると。2000年10月当時のスクランブル交差点が現れる。





尚、ひとつ注意して戴きたいのは、
同じ過去ページを調べるにも、URLの入力の仕方で、検索結果が大きく違う。
今回、スクランブル交差点「http://www1.u-netsurf.ne.jp/~seishi」を入力したが、
「http://www1.u-netsurf.ne.jp/~seishi」 (最後がフォルダ名)
「http://www1.u-netsurf.ne.jp/~seishi/」  (フォルダ名+スラッシュ)
「http://www1.u-netsurf.ne.jp/~seishi/index.htm」  (ファイル名)
この3種類のURLは現実では同じサイトを示すものの、「Internet Archive」においては全く別ものサイトとなる。
よって、実際に URLを検索するには、1サイトにつき上の3パターンをそれぞれ試してほしい。